知人から「評判のいい会社だよ」とすすめられて興味を持ち、入社しました。
2005年にネット通販事業の責任者となり、立ち上げたばかりの部署ということもあり、ほぼゼロからの仕事を任されました。
当時は一般の消費者の方がインターネットで商品を買うということがまだまだ定着しておらず、どうしたら購入していただけるかと試行錯誤を重ねたことを覚えています。
やがて時代の流れとともネットショッピングが注目されるようになり、2012年に楽天市場で販売していたメンチカツとハンバーグのセット商品が「グルメ大賞」に2年連続で選ばれました。
楽天の三木谷社長に直接激励していただいたときはさすがテンションが上がりましたね。
その頃からマスコミに取り上げていただく機会が増え、2015年に関西の番組でメンチカツが紹介された時は、なんと200万個も注文が殺到して社内の電話がパンクしました（笑）。
2020年は巣ごもり消費で需要が増え、ハンバーグは前年度の150％、メンチカツは180％、ローストビーフは300％と売上を伸ばし、大きな手ごたえを感じましたね。

現在、通販事業部を立ち上げて丸15年が経ちました。
いまは、通販商品の企画、製造、販売を一人で担いながら、惣菜部の責任者を兼務しています。
こういった話をしていると、「本当に大変そう」と言われるのですが、僕自身はがむしゃらに仕事をしているだけで実は楽しんでいます。
それ以上に、お客様への感謝の気持ちの方が大きいですね。
食品を扱う会社として絶対あってはいけないのが異物混入です。
未然防止を図るため最善の努力と注意を払っています。
とくにお肉はハレの日のメイン料理としてご利用いただくことが多いので、楽しい思い出が残念な思い出にならないように、責任者として常に気持ちを引き締めています。
日々過ごしていてうれしいことは、商品に同封しているアンケートハガキの返信を見ること。
月に30～50枚も届くのですが、みなさんカラフルな絵を描いて下さったり、メッセージをたくさん書いて下さったりと、とても励みになっています。
通販はお客様のお顔は見えませんが、お客様の心が見える気がしますね。