入社のきっかけは、子どもの頃からカワグチのメンチカツが大好きだったから。
入社後すぐに配属された店舗では、自分がおいしいと思っている商品をお客様におすすめできることがとてもうれしかったですね。
接客をしながら、徐々に肉の仕込みも教えてもらえるようになり、肉のカット技術が職人技と呼ばれるほど奥が深いことを肌で感じ、より上達したいと思うようになりました。
その後は、パック商品を製造するアウトパック部へ異動となり、お肉のカットや美しく盛り付ける技術を学びました。
カワグチの魅力は、仕入れから製造、販売、配送に至るまですべて自社で一貫して行うところです。
高い品質を確保でき、他部署と連携してお客様の要望にすばやくお応えできるというメリットがあります。また、社員は総合的な知識と技術が身に付き、自分に合った仕事を見つけることができます。
つまり、いまの仕事が自分に合わないと感じても、ほかに選択肢があるということです。
私は工場での作業より、接客の方が合っていると感じ、今は店舗で肉の仕込みに携わっています。
そんな希望を柔軟に受け入れてくれるところも、カワグチの良さだと思います。

精肉の仕込みで心がけているのは、どんなに忙しいときでも、下処理を丁寧に行うこと。
お客様によりおいしいお肉を召し上がっていただきたいので、時間をかけて小骨や筋、余分な脂などを取り除いています。
毎日同じ作業を繰り返し、数をこなしていくことでカットする技術が身に付いていっていると実感しています。
職場の雰囲気はすごくいいですよ。
いっしょに働いている人たちもいい人ばかりで、冗談ばかり言い合っています。
社会人としての礼儀やマナーもこの会社に入って一から学びました。
成長するのは楽しいですね。
今の目標は、手切り技術を上達させて、月に1度実施している「ステーキオーダーカットイベント」を任せてもらえるようになること。
それと、会長のように肉を極めた人になりたいです。
ある日、会長が床に落ちていた小さな肉の切れ端を拾って、「これは〇〇だな」と肉の部位を当てられたんです。
そのことが今でも忘れられなくて、自分もそこまでのレベルになりたいという目標になっています。